私の森.jp

こんにちは。地元の秋祭りがとても楽しみなお茶目です。今日も頑張っていきましょう。


https://watashinomori.jp/

サイトについて

「森の恵みを見直して、ふだんの暮らしに取り入れよう」というコンセプトで活動を行っている企業のキャンペーンサイトです。

サイトに訪れた時点で、何のサイトなのかがすぐに把握できる優れた設計、水彩画のようなテイストのデザイン、流行を取り入れたUI設計など、全体的に完成度の高いサイトです。おそらくもっとたくさんのノウハウが凝縮されているので、お時間がある方は分析してみてください。そして是非ともご教授ください(笑。

UIについて

適したUIの利用
森のクイズ」では、各クイズの右下にある「答えを見る」をクリックすると新たな表示エリアが展開するギミックが適用されている。FAQなども同様だが、このような形式(QがあってAがあるような)の場合、別ページに遷移させたり、ページ内をアンカーで移動させる方法はあまり好ましくない。かといってページのボリュームが膨大になると、それはそれで使いにくい。そういった場合に当ページのようなギミックを利用して、直感的な表示形態の確保、使用スペースの軽減を行うとよい。

デザインについて

水彩画のようなテイスト
当サイトでは、一貫して水彩画のようなテイストのデザインを取り入れている。日本の森について考えるというコンセプトからも、「和」を取り入れるのに水彩画を用いるのは理に適っている。また、水彩画は水を多く含ませて色を塗るため、透明度の高い絵を描くことができ、自然のみずみずしさを表現する手法としては適していると思う。自然や緑を表現する機会があれば、試してみてはいかがだろうか。

情報設計について

ページ下部での誘導
当サイトでは、「森のメールマガジン」と「私の森ネットワーク」というサブコンテンツが用意されており、下層ページではメインコンテンツ直下にナビゲーションとして配置されている。どちらの内容も“もっと知りたい”というニーズを持つユーザ向けであることを考えると、ナビゲーションの配置としては非常に上手いと思う。WEBページは基本的に上から下に向かって閲覧するものなので、ヘッダーエリアでナビゲートしていては効果が生かせない。また、ページ下部まで閲覧するユーザはそれ相応のニーズを持っているということも想像できる。これを応用して、お問合わせや資料請求などに誘導するのも一つ、手段として覚えておきたい。
メールマガジン
メールマガジン」では、登録フォームの他に、配信メールアドレスの変更フォーム、解除フォームも用意している。情報をいち早く入手できるという意味では便利な機能だが、アドレスの変更や解除の際に適切な誘導が成されず、ユーザに不快感を与えてしまうことも多い。当ページのように、登録フォームと一緒に変更フォーム、解除フォームを提示することで「一連の変更が行えるページ」という認識を与えることができる。個人情報の取り扱いについての導線も用意している点も素晴らしい。
何のサイトなのかを提示する
トップページでは、「まず、このサイトは何のサイトなの?」というユーザの思考を想定し、効果的なフォローを行っている。メインビジュアル部分にタイトル、キャッチコピー、概要を記した上で「私の森.jpについて」ではさらに詳細な情報を提示している。キャンペーンサイトでは、何のサイトが分からないとそれだけで離脱してしまうユーザも少なくないため、まずは“WHAT”の部分を打開することを検討した方がよい。
ユニークな検索方法
おすすめ森製品 Index」では、商品の検索方法として「地域から探す」「目的から探す」の他に「フリー・キーワード」といったアバウトな方法を提供している。特殊な分野というのもあり、どんな商品があるのか想像しずらいのが問題点として挙げられるが、フリー・キーワードを用いてタグ付けを行うことで、商品の特徴をアバウトに伝えることができる。商品によっては、ユニークな検索方法を提供した方が効果的な場合があるので、是非検討してみてほしい。

https://watashinomori.jp/

以上になります。