FUJI ROCK FESTIVAL ’08

こんにちは。ほどよく焼けて夏男になったお茶目です。今日も頑張っていきましょう。


http://www.fujirockfestival.com/

サイトについて

誰もが知る音楽フェスティバル「FUJI ROCK FESTIVAL」の08年版公式サイトです。単純な工夫でサイトの視認性、認目性、操作性を向上させていて、目からウロコな発見がいくつかありました。スタンダードになっているUI、デザイン、情報設計に囚われず、情報の質を見極めることの必要性を改めて実感できました。

UIについて

配色で認目性を高める
当サイトでは、各カテゴリに対して配色を割り当てている。視覚的に「色」という情報を与えることで、認目性が高まり、情報が取得しやすくなる。例えば、トップページに複数ある更新情報も、アーティスト情報は緑色、チケット情報は黄色といった具合にそれぞれのカテゴリに割り当てた配色を視覚的に表現している。ユーザは無意識のうちに色情報を認識するので、再度サイトに訪れた時には容易に情報を取得する事ができるというわけだ。
追従する「ページ先頭へ戻る」
当サイトでは、WEBサイトでお馴染みの「ページ先頭へ戻る」ボタンを右下に固定し、スクロールをしても追従するインタフェースになっている。これによりボタンを探すという行為が省かれるため、ストレスの軽減につながるだろう。ただ、IE6では機能していないようなので、使用するのであれば対応したいところだ。(確かjavascriptのライブラリーであったはず)

デザインについて

情報のまとまり
当サイトの特徴として、情報のまとまりを視覚的に表現していることが挙げられる。例えば「チケット」では、関連性のある見出し、表、注釈などにグレーの背景を表示させ、視覚的に情報をグループ化している。単純なアイディアではあるが、視認性も高まり、分かりやすい。目からウロコな事例。

情報設計について

バナーをバナーのように見せない
当サイトでは、トップページに配置されている「イープラスフジロックキャンペーン」や「UK-Japan 2008」などの外部リンクをイメージ画像のみではなく、テキスト情報を含めてスタイリッシュに見せている。一般的にこういった部類の外部リンクはバナーのようなイメージ画像のみで形成された体裁で表現されることが多いが、どうしても“広告”を連想していしまい、謙遜してしまうユーザも少ないと思う。スタンダードに沿って表現することは無難ではあるが、情報の質などを見極め、より効果的な表現を検討する必要はあるだろう。
見出し要素を上手く利用する
チケット」では、見出しに「購入方法」というボタンがある場合はダイレクトに購入画面に移動することができる。見出し要素はページ内でも比較的目立つ要素であり、それに情報を付加し、誘導するという手段は効率的といえる。

http://www.fujirockfestival.com/

以上になります。